そんなある日
タフタの働くパン屋さんを尋ねて来た
青年がいました
「はい、いらっしゃ……」
それは、剣を捨てた剣士でした
「言っただろう、パンの代金を払いに
くるって」
青年は竜の額からとれたルビーで
できた指輪をタフタにわたしました
「あの、こんなすばらしい指輪、
お代には高価すぎます」
青年は言いました。
「じゃあ、この先ずっと俺のために
おいしいパンを焼いてくれるかな。
これは、その先払い」
ちいさな指輪は
タフタの華奢なくすり指に
ぴったりでした
まえ
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